【輪郭手術】基本的な管理方法①
この冬の時期に輪郭手術を計画されている方も多くいらっしゃると思いますが、輪郭手術は、術後の管理方法も複雑なのでは?…と思ってる方、いるのではないでしょうか。実際にはそこまで複雑で難しいことはないのですが、病院によっては、その注意事項が繁雑でわかりにくということもあるので、今回は輪郭手術後の注意事項や管理方法についてご紹介したいと思います。
まず大前提として、輪郭手術は顔の骨を切除し移動させる手術です。そのため、術後は特にきちんと管理をしなければなりません。もし管理を怠ったりすると、
腫れと痛みが長く続いてしまったり、
フェイスラインが凸凹になってしまったり、
ひどい炎症を起こしてしまう可能性もある、
ということを忘れないでください。
また輪郭手術は、通常2日後から日常生活が可能になりますが、3~4日は十分に休息をとったほうがいいというのが基本中の基本です。術後は焦らずにまずは十分に休息をとるようにしましょう。
輪郭手術後、基本的な管理
食べ物に関する注意
輪郭手術は、全身麻酔で行われますが、全身麻酔を受けると、私たちの体の消化器官も麻酔剤の影響を受けて、機能がしばらく止まります。よって、術後すぐに食事を摂取するのは、麻酔がぬけていない消化器官には負担でしかありません。(気持ち悪くなったり吐き気を催すこともあります)そのため輪郭手術を受けた直後は、すぐに食事はできません。およそ4時間程度経ってから、水(ぬるめのお湯)から摂るようにし、その後は様子を見て徐々に食事ができるようになります。
しかし食事についても注意が必要です。
ストローの使用は絶対に禁止です!
まず手術を受けてから一週間の間は、顔の骨と組織に無理がかからないように流動食から摂るようにします。お粥、ジュース、スープ、プリン、ヨーグルトといった流動食です。またこの時、一週間が過ぎたら、細かく切った物や柔らかい物を摂るようにします。卵や豆腐、バナナ、蒸しパンなど。食事のスピードもゆっくりに!
2週間ほど過ぎたら、通常の食事が可能になりますが、辛いものやしょっぱいもの、油っこいものは望ましくありません。また、固いものや、ガムのようなネバつくものも控えます。
ガム、ナッツ類、するめ、ステーキなどは、およそ6週間が過ぎて(ある程度回復して)からのほうが、無理がかからないでしょう。
洗顔・洗髪について
(病院によってあるいは個人差もありますが) 通常は輪郭手術を受けて一週間くらで1次の抜糸があり、2週間後に2次の抜糸があります。
切開した部位の傷が完全に治る前の洗顔や洗髪には注意が必要です。
手術が口内の切開だけの場合は、3~4日後から洗顔は可能です(※顔を強くこすったりはしないこと)
耳横や、頬の横に切開傷がある場合は、上に防水テープを貼れば、シャワーや洗髪が可能です。
もしシャワーや洗髪をした後、病院で貼ってもらった傷口のテープが剥がれてしまった場合は、傷口をよく乾かしてください。
切開傷がきちんとふさがる前に、無理にシャンプーをすると傷口が炎症を起こすこともあるので、じゅうぶんに注意が必要です。
1ヶ月間の禁止事項
輪郭手術でも他の手術と同じで、ある程度のダウンタイムを終えた後の日常生活でも気を付けなければならないことがあります。
次のものは、少なくとも1ヶ月間は禁止となります。
❌ サウナ
❌ お風呂の湯船につかる
❌ 水泳
❌ 髪のカラーリングやパーマ
❌ 飲酒、喫煙
これらは、全ての整形手術のダウンタイムに共通しているといえます。
サウナ、お風呂などは、高温の熱によって傷口が開いてしまう恐れがあり、細菌に感染すれば、炎症を起こす危険があるため、1ヶ月間は利用を控えてください。
とくに飲酒、喫煙は、手術を受けた患者の体にどれほどの負担になるのか…ということ考え禁酒・禁煙は必ず守ってください。
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