Head Shaping Surgery
骨セメントを用いた頭部形成術
平らな形状や左右非対称な頭部は、人によってはストレスの原因となります。近年、顔の印象を大きく左右する要素として、頭部の形状改善への関心が高まっており、骨セメントを用いたボリューム調整が注目を集めています。骨セメントを駆使することで、自然で美しい頭部の輪郭を手に入れることができます。
手術概要
| 手術時間 | 1時間～1時間30分 |
| 麻酔方法 | 睡眠麻酔と局所麻酔 |
| 入院の必要 | 無し |
| 来院治療 | １～２回 |
| 抜糸 | ７～１０日後 |
| ダウンタイム | 後頭部／頭頂部：３～４日 額：７～10日 |
骨セメントとは？
MMA（methyl methacrylate）が主成分の骨セメントは、負傷や事故などで骨を損傷した場合に補填される材料として使われるほど、安全で安定した人工挿入物です。人工関節・脊椎の手術だけでなく後頭部、頭頂部、額といった頭部を形成する手術にも使用されています。
骨セメントの特徴
- 骨とよく似た特徴を持っている
- 100％骨に密着する
- 永久的な効果が持続する
- 製作期間を必要としない
- 形が変形したり浮く心配がない
- 粘土状で注入し、手術中に形や高さの調整が可能
- 韓国FDAで認証を得ている安全な材料
骨セメントVSフィラーの違い
| - | 骨セメント | フィラー注射 |
|---|---|---|
| 使用量 | 45～55cc※1 | 頭部を測定して決定 |
| 維持期間 | 永久的 | ３年 |
| デザイン | 頭部に合わせてデザイン | 形を作るのが困難 |
| ボリューム感 | 自然でしっかりとしたボリューム感 | 一時的なボリューム感 |
| 触感 | 異物感はほとんど無い | 多少の異物感あり |
- 一回の手術で使用される骨セメント1pacの量 ↩︎
骨セメントの施術が可能な部位
後頭部
■施術が可能な範囲
・首の上の突起した骨の部分より上側
・横側は耳から３cm後ろまで
■施術のサイズ
手のひら部分ほどのサイズ
頭頂部
■施術が可能な範囲
頭のてっぺん部分
■施術のサイズ
手のひら部分ほどのサイズ
額
■施術が可能な範囲
・眉骨にかからない上側まで
・こめかみ部分は不可
■施術のサイズ
手のひら部分ほどのサイズ
頭部形成術はこんな人におすすめ
- 頭部の形の左右差が気になる方
- 後頭部/頭頂部が全体的に平らな方
- 後頭部/頭頂部の形状が凸凹している方
- 後頭部/頭頂部の一部がくぼんでいる方
- 自然にボリュームを出したい方
- 永久的な効果を得たい方
手術の手順
- 頭皮を3～4㎝切開する
- 頭皮と骨を分離し、骨セメントが入るスペースを作る
- 骨セメントを注入し形を整える
- 骨セメントが固まったら傷口をステープラーで縫合する
手術時のタイムスケジュール例
〈午前11：00に手術予約の場合〉
| 10:00 - 11:00 | カウンセリング＆準備（写真撮影・着替え・同意書作成など） |
| 11:00 - 12:00 | 手術 |
| 12:00 - 12:30 | リカバリー |
| 13:00 -13:30 | 退院 |
※上記の時間はあくまで目安です。実際の所要時間は個々の状況によって変動する可能性があります
よくある質問
-
骨セメントの最大注入量は？
-
一度に使用できる骨セメントの量は、一部位につき最大１pac(45～55cc)です。使用量は患者の頭部の形状に合わせて調節します。（※一部位とは、後頭部、頭頂部、額のいずれかです）
-
必要な滞在期間は？
-
手術から2～3日目に包帯の除去および傷口の消毒を行うため、それまでの滞在を推奨します。
-
ダウンタイムは？
-
後頭部と頭頂部の場合は３～４日、額の場合は７～10日で日常生活が可能です。
-
抜糸は日本でしてもいい？
-
抜糸(ステープラーの除去) は日本の病院で行ってもかまいません。また、自宅での自己処置も可能となります。
You Tubeで解説動画を配信中
