鼻の手術後に表れる可能性のある症状について
毎年、この時期は整形外科を訪れる人たちが多い時期です。その理由は、夏の時期より冬のほうが術後の炎症が生じる確率が低いと考える方たちが冬を好むんだそうです。しかし、実質的に見たとき、季節や天気による炎症の発生率より、いい加減な管理による場合が多いです。それほど術後の管理というのは非常に重要でどのように管理をするかによって炎症が発生するかしないかがかかってきます。つまり季節とは無関係です。今日は鼻の手術後にどのような症状が生じ得るかについてみていきたいと思います。
鼻の手術後 一時的に表れる症状
1) 鼻のつまる症状:術後2週間はひどくつまり可能性があります。
2) 鼻水がでる症状:術後、2週間は鼻風邪のような鼻水がでることがあり、
このような症状は次第に好転しますが2ヶ月持続する可能性もあります。
3) 鼻先がしびれる症状:術後3~4ヶ月までは持続します
4) 鼻が曲がって見える症状:右側と左側の差があり、組織がひきつられる程度と
回復速度の差があることによって、曲がってみえることもあります。
5) 鼻先があがっている、もしくは下がって見える症状:腫れのせいで2~4週間は
そのように見えることがあります。
6) 人中がひっぱられる症状:2~4週間程度は人中が引っ張られ表情を作る時や
笑うときに違和感があります。
7) 鼻先が固くなる症状:3~5ヶ月程度は固くなる感じがありますが、
6ヶ月後からは徐々に柔らかくなります。
8) 目の下の内出血:個人差がありますが、時間が過ぎれば徐々に無くなり、
普通2~4週間かかります。
鼻の手術後 表れる可能性のある症状
内部に溜まっていた血液がでるもので、大きな心配はありません。手術直後、血が流れるのでガーゼを当てる病院は多いです。流れる血は大体一日で止まるため、少し流れる程度であれば鼻の下にティッシュなどを当てて吸収させれば大丈夫です。しかし、大量に流れ出る場合には、原因把握のためにも病院へ来院しましょう。
手術部位にあるテープが取れると鼻が少し曲がって見えたり、鼻の穴の大きさが左右違ったり見えることがあります。 理由は、血が片側に溜まっていたり、腫れのひきが左右差があるためであります。このような症状は時間が過ぎれば自然になります。また鼻の整形後、1ヶ月ほどは真っ直ぐな姿勢で寝るようにしたほうがいいでしょう。
手術後、はじめてテープが除去されると鼻先が赤く見えることがあります。しかし、このような現象は一時的なもので、時間が過ぎれば回復します。このような症状が完全に自然になるまでには平均6ヶ月ほどかかります。手術直後、ずきずきとした痛みを感じる現象もまた正常な現象です。口を動かしたり話す時に大きく引っ張られ、わずらわしくも感じます。これは一時的に表れる現象で、腫れがひき時間が過ぎれば次第に良くなっていきます。
耳軟骨を使用した鼻の整形の場合、耳の一部の感覚神経が遮断され、一時的に感覚がないケースが発生するといわれています。このようなケースは個人差がありますが、大部分は3ヶ月以内に回復します。これ以外にも歯磨きをする時に痛みを感じることもあります。耳軟骨を使用した手術をしたのであれば重いサングラスやメガネは1ヶ月以降から、軽いメガネであれば2週後から着用できますが、できる限り1ヶ月間は着用しないほうが良いでしょう。
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