【同行通訳】 後頭部整形
こんにちは。先日は、後頭部整形のお客様の同行通訳に行ってきました。ここで、後頭部整形って何?と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、今日は後頭部整形について、整形ツアーの同行時の内容と併せてご紹介したいと思います。
後頭部整形とは?
後頭部手術は、多くはオステオボンド(骨セメント)と呼ばれる補形物を使用して行われます。この補形物が安全で効果も良く、手術後の副作用もありません。私たちが考える補形物といえば、シリコンが代表的ですがシリコン補形物で後頭部整形をしますと、シリコンと頭蓋骨がきちんと密着しないため手術後に水が溜まったりする副作用が起こります。しかし、オステオボンドは、このような副作用が全く起こりません。また頭頂部付近にも手術が可能です。
手術方法
まず頭頂部の下部分3~4cmを切開します。そして補形物(オステオボンド)が入るように、頭皮の下の骨を取り巻いている膜と頭蓋骨とを分離させ、補形物が入る空間を作ってあげます。できた空間にオステオボンドを挿入し形を綺麗に整えて固まるのを待ち、切開部分を縫合したら終了です。手術時間は約1時間で睡眠麻酔と局所麻酔で進行します。抜糸は術後7~10日目です。
さて、今回のお客様は、実は以前日本で後頭部の整形をしたことがあるということがカウンセリング中に発覚し、今回は再手術ということになりました。日本でハイドロキシアパタイトを頭部の一部分に注入されていたため、今回の手術ではそれを除去してから骨セメントを挿入することになりました。
ここで、注意です!通常再手術といえば、費用は1.3~1.5倍になるのが通常ですが、後頭部整形に限っては費用が2倍に跳ね上がってしまいます。その最大の理由としては以前に挿入されたものを取り除くのは至難の業なのだそうです。
ところで、この後頭部手術では、オステオボンドの一度に注入できる量は45~55ccと決まっています。今回のお客様は後頭部も頭頂部もできる限りボリュームを出したいということでしたが、その場合は2回に分けて手術をすることで可能になります。つまり今回は後頭部に最大限の量を注入し、6ヶ月~1年後に今度は頭頂部に注入するのです。(※手術費用は別途です)
手術後の注意事項
・シャンプーは3日目から可能です(傷部位はよく乾かします)
・横になる時はなるべく頭の位置を高くするようにします
・横向きで寝るのが好ましいですが、あお向けで寝ても特に問題はありません
・たばこ、お酒は1ヶ月間禁止です
・術後3ヶ月間は頭を強くぶつけたりしないように注意が必要です
ポイント
後頭部整形の手術後は、2~3日間、頭に包帯を巻いた状態で過ごすことになりますが、顔が腫れたりすることがありませんので包帯が取れてしまえば見た目は全く通常と変わらず、日常生活にも支障がありません^^
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