安全な手術のために~全身麻酔前後の注意事項
綺麗になることも重要ですが、何よりも安全に綺麗になることが重要です。整形手術は応急手術ではないため、手術前に医者と十分な相談をしたあとに一番安全で適合した麻酔を選択することが大切です。
全身麻酔前に守るべき事項
1 医師と相談時に過去の手術歴について知らせなければなりません
※本人の疾患や病歴と服用中の薬などに詳細を知らせる
※以前に全身麻酔を受けたことがあるかどうか、合併症があったかを知らせる
2 手術前の検査は必須!
※手術を決定したら、手術前検査を受ける日を予約します。手術前検査は安全な麻酔と手術のために必須過程ですので必ず予約した日に訪問し手術前検査をうけます
3 絶食
※全身麻酔と睡眠麻酔は、手術前の絶食が必須事項です
※全身麻酔の場合、手術前の12時間/睡眠麻酔は6~8時間前から絶食になります
※絶食は、麻酔中に胃の内容物が嘔吐されて気道に入って窒息したり、肺炎を引き起こすのを防止するためです
4 風邪をひいたら事前に知らせます
※風邪によって気管支が敏感になり、麻酔の途中で分泌物が増えて気管支が収縮し呼吸障害をひき起こしたり手術後に肺炎を起こす可能性があるため、風邪をひいた場合には病院に知らせます。
全身麻酔後の症状と注意事項
1 手術後すぐに退院はできません
※手術後、回復室に移ってから4~5時間の間は患者の状態を観察します
※帰宅は、患者の意識が完全に回復して(自ら歩行が可能な水準)、医師が確認した後に可能です
※すぐに運転はできません。帰宅する時には同伴する保護者が必要です。
2 意識が回復する過程で痛みによる苦痛が伴うこともあります
3 寒さと震えは正常な反応です
※全身麻酔時、神経性の原因と体温調節能力が落ちることで寒さを感じ震えと痙攣が起こることもあります。
※意識が回復した後も室内の温度を調節して、電気マットの上で十分な休息をとり正常な体温を維持されれば症状はなくなります
4 全身麻酔直後に深呼吸と咳をよくすると呼吸が器官に分泌物を排出させます
5 全身麻酔後、嘔吐や吐き気、そして肺炎は一番よく発生する合併症のうちのひとつです
※嘔吐によって胃から口腔内に逆流した内容物が肺の中へ入ると肺炎を引き起こします
※このような副作用を防止するためにも手術前の絶食は必ず守らなければなりません
6 飲水は6時間以降から可能です
※手術後、喉が渇きますが、飲料水を口にすると嘔吐してしまうことがあるため、水などは手術後2時間以降から少量ずつ摂るようにしますが、6時間以降に摂取するのが安全です。
注意事項は病院によって若干異なるため、必ず病院の指示に従って安全な麻酔手術を受けるようにしましょう。
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