輪郭手術後、固定ピンの除去について
輪郭手術をするにあたって、固定ピンの除去について心配される方が多くいらっしゃいます。そこで今日は、この固定ピンの除去についてお話したいと思います。
輪郭手術で骨切り術を採用した際にはその骨を切った部分をピンやワイヤーなどで固定するようになります。安全な骨の回復のために固定させるのですが、この時に使用される固定ピンはチタンという金属物質で、歯科や心臓内科などの医療分野で長らく使用されてきている、副作用の心配もない安全な物質です。
つまり、皮膚の表面に固定ピンが触れる(感じる)とか、錆びついて炎症を誘発するのではないか、あるいは他の部位へ動いてしまわないか…といった心配もありません。この物質の安全性はすでに十分に認証されており、体内にあってもいかなる副作用が起こる恐れがないため、固定ピンを除去する必要はありません。(実際に大部分の方は固定ピンを除去しません)
しかし時折、さまざまな理由から固定ピンを取り除きたいという方もいらっしゃいます。その場合、強固な固定で骨が十分に回復しているという条件のもと、固定ピンを除去することができます。部位によって違いますが、輪郭手術後、平均6ヶ月~1年後であれば、固定ピン除去の手術が受けられます。
輪郭手術において骨の固定の重要性は病院でも説明を受けますが、丈夫な固定は手術の結果にもつながります。固定がきちんとされていればこそ、安全な回復が可能であり、固定されたかどうかはとても重要な部分なのです。
固定ピンを除去する理由が特にないのであれば、そのまま放置しておいても何の問題もありません。しかしあえて除去を望む場合、骨が十分に治癒した後であれば可能であり、もし輪郭手術のはじめから固定ピンを除去する計画があるなら、溶けるピンを利用するという方法もありますので、病院に尋ねてみるのが良いでしょう。
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