輪郭手術後に起こりうる症状

今日は、輪郭手術後に起こりうる症状について紹介したいと思います。輪郭手術を考えている方の多くが心配になる部分でもありますので整理してみたいと思います。

 

引っ張られるような感覚

まず手術した部位が引っ張られるような感覚についてです。この感覚は手術後、回復中に起こる症状で、だいたい1年前後でよくなっていきます。骨がしびれたり、びりびりと感じたりするのもやはり同様で、神経の回復途中に表れる一時的な症状です。手術後は手術部位の筋肉や神経が回復するのに必要な過程であるため、自然に起こる症状だといえます。

 

神経損傷

次は多くの方が心配される神経損傷についてです。神経損傷とは、輪郭手術時に神経線に触れて神経線が損傷される場合をいいます。このブログでも何度か取り上げていますが、専門の医師が手術前に神経線の位置をきちんと把握し、手術過程で神経線が損傷されない範囲内で最善の手術が施されます。綺麗になるために行う手術においてこのようなことはあってはならないことで、これはまた医師の能力にかかっているともいえます。

この部分において口角が上がらないという症状もやはり非常に稀なケースではありますが、神経損傷によるものでない場合は腫れのせいであって、腫れによる場合は腫れが引く過程で解決します。

 

噛みづらい

手術後のある一定期間、食べ物を強く噛んだりできない回復期間があるため、その後、食べ物を噛んで食べるようになった時に筋肉が以前と違ってうまく力が入らなかったりするなど、若干の不憫や痛みを感じることもあります。しかしこれは、時間が経つにつれ自然に戻っていきます。

物を噛む時に加わる顎の筋肉は顔の中で一番強い筋肉ですので、突然たくさん噛んだりせずに、徐々に練習していくようにしたほうがいいでしょう。

ただ頬骨手術をした場合には、力が加わらないように注意しなければなりません。口を大きく開けたり筋肉が伸びたりすると頬骨に影響を与えることがあるので気を付けてください。

 

こめかみが凹んでみえる 

中にはこめかみの部分がぼこっと凹んで見えると心配される方もいらっしゃいますが、手術後、顎の筋肉を使わないと顎の筋肉だけでなくこめかみの筋肉も使用しないため、こめかみのボリュームが減ることがあります。実際、顎が動くとその力によってこめかみも一緒に動くのですが、手術後にはその活動がしばらくなくなるため一時的にそのような現象が起こるのです。しかし、これも顎の筋肉を再び使うようになれば、簡単に回復する部分ですので、過度に心配する必要はありません。

 

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="2.jpg" name="百瀬"] 輪郭手術が顔の骨をいじる手術であるためこれらの症状を聞くと多くの方が驚いたり、心配されたりします。しかし安全な手術を鉄則で行う輪郭手術専門医に手術を受ければ、実際はこのような問題が起こることはほとんどありませんということを前提としつつ、全般的に多くの方が気になる部分について整理をしてみましたので参考になさってみてください。[/speech_bubble]

 

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