Pin Remove
固定ピンの除去とは?
輪郭手術(頬骨、前顎)や両顎手術などで顔の骨を切った箇所に固定されたプレートやピンを取り除く手術です。
手術概要
手術時間 | 30~40分 |
麻酔方法 | 睡眠麻酔 |
入院の有無 | 無し |
抜糸 | ・抜糸無し(両顎、セットバック、頬骨45度、前顎)※口内に溶ける糸を使用 ・抜糸あり(耳横の頬骨のピン除去には耳横を切開するため、7日後に抜糸が必要) |
ダウンタイム | 2~3日 ※個人差があります |
固定ピンの除去が必要なケース
01
金属が顔に残っているのが気になる方
02
レントゲン撮影でピンが写るのが嫌な方
03
異物感を感じたり炎症が生じてしまった方
04
固定ピンとプレートが妨げとなり歯科治療が困難な方
※ピンの除去に最適な時期は、手術後6か月から1年以内であることが推奨されています(2年以上経過すると、除去が困難になる可能性が高まります)
痛みがなく素早く簡単!『ピエゾ超音波ピン除去法』
通常、ピンを外す際には回転式の切削器具が使われますが、ピエゾ超音波器具を使うと、周辺組織の損傷が少なく出血もほとんどありません。そのため、患者の負担が軽減され、早い回復が期待できます。また、硬く癒着した骨とピンの間隔を広げる作業も容易に行え、古いピンの除去もスムーズに行えます。
固定ピン除去のPOINT!
①睡眠麻酔で進行
ピン除去は静脈注射による睡眠麻酔で行うため、体への負担が少なく安全です(全身麻酔は使用しません)
②古いピンでも除去が可能
10年経過した古い固定ピンも取り除くことができます
③迅速な回復!
手術時間が短く腫れや内出血が最小限ですむため、早い回復が期待できます
よくある質問
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固定ピンは必ず取り外さないといけませんか?
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固定ピンの存在が体の機能に影響を与えることはありませんので、必ずしも除去が必要とは限りません。ただし、将来的に歯科治療においてピンが邪魔で適切な治療を受けられないケースも起こりうるため、不安を感じる方は早めにピンの除去を検討することをお勧めします。
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ピンの除去と同時に親知らずの抜歯は可能ですか?
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はい、可能です。口腔外科専門医が執刀するため、ピンの除去と同時に親知らずの抜歯のほか、インプラント手術なども受けられます。
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ピンの除去では、圧迫バンドをする必要はありますか?
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いいえ。ピンを除去する手術では、手術後に圧迫バンドを着用する必要はありません
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他院で受けた両顎手術の固定ピンでも除去は可能ですか?
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はい。他の医療機関で行った両顎手術や輪郭手術で使用された固定ピンやプレート、ワイヤーなどの除去が可能です